つれづれ日記 − 伝統文化? [97/02/25]

最近、アメリカを旅行したときには、カントリーミュージックのCDを買うことにしています。

カントリーって聞いていて心地がいいんですよ。カントリーがいいなと思ったのは、数年前にユタ州に旅行に行ったとき。冬のユタ州は殺風景なところでした。この殺風景を見るために行ったのですから、なかなか素晴らしい旅行だったのです。そこで、お昼を食べようとハンバーガー屋さんに入ったところ、備え付けのテレビには「カントリーMTV」というチャンネルが写っていました。

次から次へとカントリーの曲がかかり、カーボーイハットのおにいちゃんやおねえちゃんが登場するんです。ちょうどクリスマス時期でもあったので「カントリークリスマス」なんていう題名の曲もあったりして、ああ、カントリーっていいなぁって思えたんですよね。

アリゾナとかユタとかの西部劇の舞台みたいな景色が好きなんだから、カントリーを聞いていたらそりゃぴったりだ、と思って、それからカントリーCDを買うことにしました。

日本人である私がカントリーを聞いているのってきっと妙なことだと思うんです。たとえば、知り合いの日本語ぺらぺらのアメリカ人さんは、演歌が好きで、カラオケでも演歌を歌い、会社では北島三郎をラジカセで聞いていたりするそうです。やっぱり変です。イギリスのアフタヌーンティも日本の演歌もアメリカのカントリーも、きっとその国の新しい世代から見れば“古くさい”ことなんでしょう。でも、その文化をなぜか外国の人たちは尊ぶんですよね。

世界がもっと狭くなって、インターネットのように“国を意識しない”ことが当たり前になったとき、文化を残そうと必死になるのはそれぞれ別の国の文化愛好者達かもしれません。

それがいいのか悪いのかわからないけれど、今のところ、わたしは演歌を好きにはならないような気がします。


←“ちの”と“河原林さん” つれづれ一覧 植物インベントリー→